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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2001

▼ 3日目、トピックス 「勝てば、ちょっとは認めてくれるかな…?」

5打差で追う金城和弘

 肩身の狭い思いをしながらの戦いだ。
 昨年の1月1日、“ミレニアム婚”で籍を入れた妻・文子さんは、実は、金城がツアープレーヤーであることに難色を示しているからだ。
 「朝出たら、夕方には家に帰ってくる職業についてほしいみたいなんです…。ツアーは出たら1週間、出っ放し。それが寂しいみたいで…」
 昨年10月に長男、和樹ちゃんが、そしてまた、来年の1月には第二子の誕生がわかってから、文子さんの思いにはますます拍車がかかっている。
 だが、地元沖縄県の琉球銀行に勤務していた22歳のとき、一念発起でツアー選手を目指した金城には、そうやすやすと、夢を諦めるわけにはいかない。
 「もし勝てば、ちょっとは応援してくれるようになるかもしれませんよね」と冗談交じりに笑うように、最終日は、家族の賛成権を勝ち取る、チャンス到来。
 首位とは5打差あるが、「常に上は見ておかないと…。最後まで、諦めずにいきます」と、気合が入っている。

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