激痛に耐えて首位、平塚哲二

　写真のように、平塚は、何度も苦しそうに肩に手をやる姿が見られた。
　今年に入って訴えていた右肩の痛みは、急に気温が冷え込んだこの日初日、ピークに。
　「まったく手が上がらない。フルショットもできない」ほどの痛みに「ハーフラウンド、持つかなあ」と不安をかかえながらの前半のアウトコースだったが、恐る恐るのプレーが、かえってショット時の力みを消し去ってくれたようだ。
　後半は、「なんとか9ホール持ったから、残りのインも・・・」と肩の様子を伺いつつ、ショットで振れない分、強気のパットで奪ったバーディは4つ。
　「この痛みの中で首位スタート・・・なんとも言えん、気持ちですね」と苦笑いを浮かべた。

　肩の状態は、担当のトレーナーに、「クラブを握っているうちは治らない」と宣告されたほどの激痛だ。
　飛距離も、普段より「1クラブ以上は落ちている」と、表情は曇りがちだが、「ゴルフの調子自体は悪くないから、明日からもアプローチ、パットでつないでいきたい」としている。

• 平塚 哲二