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サン・クロレラ クラシック 2001
▼ 2日目、トピックス「9番のボギーパットでつかんだ」
3オーバーで迎えた友利勝良の9番。フェアウェー前方の木をフックボールで避けようとした第2打は、ミスショットでグリーン右のバンカーへりへ。
足だけバンカーにかかるライからの、つま先上がりのバンカー超えのアプローチもミスしてバンカーに打ち込み、アプローチは寄らず。10メートルものボギーパットが残ってしまった。
「もう、頭に来てパターしたら、今度は1メートルくらいカップをオーバー。でもね、そのファーストパットのフィーリングがすごく良かったんですよ。それで、“あ、この感じかな”と思ってターンしたら、案の定、次の10番で良いバーディが取れた。9番のパットが後半につながりましたね」
首位タイでスタートしたこの日2日目は「堅く行こうとしたわけじゃないのに、無意識にグリーン真中狙いでやっていたら、どんどん打っちゃって…」と、一時は沈んだ。
だが、10番で息を吹き返すと、攻め方を「ピン狙い」に切り替え4バーディ。
前半と後半では、まるで別人のスコアで、再び上位に浮上してきた。
通算2アンダーは、首位と2打差。ここ札幌ベイGCは、風の止む日はめったにない。
低い弾道で、球筋を打ち分ける友利には、有利な展開になってきた。
写真 = 前半は、「順目でショート、逆目でオーバー」と、パットのフィーリングがつかめなかった友利。だが、9番でアプローチをミスしたダブルボギーで、「これだと思った」と、再び盛り返した。