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ダイヤモンドカップトーナメント 2002

「なるようになれ!!」首位タイの中嶋常幸

 通算15アンダーを頂点に、1打差でひしめく大混戦に、「今の時代は、スコアボードの右端(10位前後)までチャンスがある」と首位タイの中嶋。
 最終組でむかえる最終日。80年代の常勝時代ならば、当たり前のように、「このまま、オレは勝つんだろう」と思えた。
 だが今は、「本当に勝てるんだろうか、という疑問符は、どうしてもついてくるんだ」と、打ち明ける。
 「だからといって、プレー中に『勝てるかな、勝てないのかな』なんて考えながらゴルフするなんて、地獄じゃない?」
 信頼のおける新しい道具は、手に入れた。「自分も、優勝争いに加われる」という自信も、回復した。
 ファンの大きな期待も、ひしひしと感じてはいるが、
 「あとはもう、どんな結果も、受け入れるしかない。なるようになれ!! だよ」
 7年ぶりのVチャンスにも、中嶋に気負いはまったく見られない。

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