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タマノイ酢よみうりオープン 2002

子供ボランティア

 初めは、恥ずかしそうにモジモジしていた子供たちも、ゲームが佳境を迎えるにつれ、プレーを見守る表情は、真剣そのもの(=写真上)。
 将来、ツアープレーヤーを目指す子供たち50人が参加した『子供ボランティア』。全員お揃いの真っ赤なポロシャツが、コースに鮮やかな彩りを添えた。

 「ジュニアの子たちに、大会運営を通してプロスポーツと間近に接してもらい、ゴルフをもっともっと好きになってもらえたら、と願って…」と話すのは、今大会事務局長の前川明子さん(読売テレビ放送スポーツ局)。
 近畿2府4県の小学3〜4年生のジュニアゴルファーを対象に、事前に、新聞広告やダイレクトメールで大会運営のボランティアの募集を募ったところ、定員をはるかに越える応募が殺到。
 やむなく抽選で、決勝ラウンド2日間・各50人に制限したのだそうだ。

 この日子供たちは、10人一組に分かれ、1番ティの選手紹介、選手たちへのティ&ペグシルなどの受け渡し、移動ギャラリー整理、ゴミ回収などの業務についた。

 最終組の『選手紹介』を担当した谷伊織君(小学3年)と、吉田遥君(中学1年)、平山壮大君(小学4年)の3人(=写真中)は、「めっちゃ緊張したけど、ジャンボさんも谷口選手も宮瀬さんもみんなすごく、かっこよかった!」と、興奮気味に話した。
 また、最終組の選手たちにティを手渡す役をした田村光正君(西宮市・苦楽園小学校)は、谷口徹の大ファン。ティを渡す際には、その憧れの人に思い切って、「頑張って!」と声をかけることができた。「谷口さんは、ちゃんと、“ありがとう”って、返事してくれてんで。めちゃ。嬉しかった!」と、田村君は、大喜びだった(=写真下)。

 参加した子供たちの大半が、「将来の夢はツアープレーヤー」と話す。 50人のキッズたちは、この日の思い出を胸に、いずれは日本のゴルフ界を背負う立派な選手たちに、成長してくれるだろう。