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〜全英への道〜 ミズノオープン 2002
「行きたい気持ちと、半々だけど…」
沖縄県育ちで、強風下でのプレーは、慣れたもの。
「いつも風の中で練習していたから、風は嫌いじゃない。自分の調子が悪くない限り、苦にはならない」との言葉どおり、5バーディ(4ボギー)を奪って、2位タイまで浮上してきた。
スタートこそ「距離感が合わず」、グリーンを大きくオーバーしたり、ショートしたりで、ボギーも先行したが、後半からは、
「アゲンストは、クラブを短く持って、ボールをやや右足寄りに」
「常に手前に落として、のぼりのラインを残す」
などの戦法を定めると、これがハマった。
232ヤードと距離の長い14番パー3では、手前から17ヤードの第2打を、サンドウェッジでチップインさせるなど、上がりホールでスコアを伸ばして、スルスルっと、2位タイ浮上だ。
先週のよみうりオープンに引き続き、ツアー2度目の最終日最終組。
勝てば、全英切符も転がり込むが、「行きたい気持ちと、自分はまだまだ、という気持ちで半分半分」と、率直に話した。
「たいした成績も残してないままで行けば、きっと、雰囲気にのまれてしまう…。だけど、行ってみたい気持ちもあって(笑)。微妙な心境なんですよ…」と打ち明けたが、先のことは、ひとまずツアー1勝をあげて、それからだ。