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サントリーオープン 2002
<上位選手のトピックス> 「優勝を狙えるゴルフが、できているから」
ティグラウンドではそれほど感じない風も、林を抜けた第2打地点より先は、思いがけず、強い風が吹き荒れていることもある。
「だからとても攻めづらい。今日は難しいコンディションでしたね」と顔をしかめつつ、星野英正が、3アンダー3位タイの好スタートを切った。
番手に迷うティショットは、「考えすぎるから、難しくなる。風を読もうとするより、感じた距離を、しっかり打つように心がけた」。
そのかわり、第2打以降の、ショートアイアンでは、注意を払った。
「木より高く上げすぎると、風に持っていかれるから」と、前半の14番や4番、最終9番などで、サンドウェッジでの第2打を押さえ気味に打ち、ワンピン距離につけてバーディだ。
僅差で、初シードを取り損ねた昨シーズンより、「今の調子は、ずっと良い」と、納得顔の星野。
「焦りも不安もまったくないし、優勝を狙えるゴルフが、できているから」とのコメントには、確かな自信が、みなぎっていた。