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ダンロップフェニックス 2002

「僕は僕なりの、プライドがある」

2位タイのジャスティン・ローズ(イングランド)

この日は、2バーディノーボギー。 「4番はドライバー、スプーンでガードバンカーに入れて、1、5メートルに寄せてバーディ。
14番もドライバー、9アイアンで1、5メートルにつけてバーディ。今日のプレーの説明は簡単だね」とニッコリ。
タイガー、デュバル、ガルシアの来日で湧く今週、彼らに比べて注目度は低いが、過熱気味の会場の空気をよそに、ステディなゴルフでしっかりと、V戦線に居座った。

「そうだね、今週、僕に話を聞きたがる人は少ないけど、そのおかげでプレッシャーもないし、何より、彼らと一緒のフィールドでプレーできるだけで、満足だよ」と何気ないふうで笑ったが、ローズの胸の内は、強い自信に、満ち溢れる。
今季、日本ツアー(4月の中日クラウンズ)を含む4勝の大活躍。
欧州ツアー賞金ランク9位。
世界ランクは42位で、来年のマスターズ出場権もほぼ決めている。
デビュー直後に16試合連続予選落ちの屈辱を味わいながらも、4年かけて、しぶとくトップクラスにまで這い上がってきた強さがある。
「他の人がどう考えているかは知らないけれど、今年は最高の1年だった。僕は僕なりに、この結果には、プライドを持っているんだよ」

3日目は「スコアの変動がある、ムービングデー」とローズ。
「明日もなんとか上に食らいつき、ぜひともチャンスのある位置に残りたい」
最終日は、世界トップを押さえて頂点に立ち、彼らに存在感を見せつける筋書きだ。

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