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カシオワールドオープン 2002

150万円のハイタッチ! 国吉博一と広田悟が同じ日にホールインワンを達成

広田(左)と国吉(右)は、ホールアウト後、互いの健闘を称えあって合計“150万円”のハイタッチ。
まずは、国吉だ。6番パー3。
「完璧でした!」と、思わず自画自賛した5アイアンでの第1打は、ピン手前5メートルから3バウンドしてカップイン。
一昨年のファイナルクォリファイングトーナメント以来のエース達成、試合では自身初の快挙だが、この日の国吉は、ラッキーを充分に、生かしきれない。
「ショット、パット、すべてが噛み合わずに…」1オーバー、65位タイと出遅れた。

現在、賞金ランク67位で、初シード入りはほぼ当確(ボーダーラインは、出場義務試合数に満たない選手を除いたランク76位まで)とはいうものの、油断は禁物だ。
今週、予選落ちでは、おちおち眠れぬ2日間を過ごすハメにもなる。
「ホールインワンを良いきっかけに、明日は予選通過確実の位置まで、盛り返します!」と気合いを入れなおしていた。
一方の広田は、ホールインワン賞該当ホールの17番パー3。
5アイアンで決めて、100万円とカシオの世界最薄カードカメラ『エクシリム』を受け取って、大喜びだ。
ホールアウト後は、このラッキーにあやかりたいと次々と握手を求めてくる仲間に「やりました!」と、満面笑顔で応える裏には、ややシビアな状況がある。
現在、賞金ランクは73位。
広田の場合は今週、予選落ちすると、初のシード入りを僅差で逃す恐れがあるのだ。
来年3月には、同級生の内田美保子さんと結婚予定もあるだけに、最低でもこのチャンスは何が何でも掴み取り、出来るだけ、賞金の上積みをしておきたいところ。
「今日の100万円は、結婚資金にありがたくいただいて…(笑)。残り3日も、バリバリ気合いを入れていきますよ」
2アンダー18位タイからの、さらなる上昇を狙う。

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