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中日クラウンズ 2002
< 上位選手のコメント&トピックス > 「賞金がない分、プレッシャーないかも(笑)」
強豪・ローズを追いかける一番手は、ツアープレーヤーでも、他の外国人選手でもなく、東北福祉大4年生の宮里優作君だった。
ともに、21歳。
大阪桐蔭高校時代の世界ジュニア、また昨年の三井住友VISA太平洋マスターズで対戦したことがある。
「さすが。持っている技術が高いから、この雨でも関係なくスコアを伸ばしてくる」とは、宮里君のローズ評。
一方、ローズのほうも、宮里君のことを、はっきりと覚えており、
「世界の若手の中でも、トップクラスに入る選手だと思った」と、その印象を話している。
現在は、欧州ツアーの若手ホープと、日本を代表するトップアマという立場だが、宮里君は、「賞金がかかってない分、僕はプロのみなさんより、プレッシャーがないかも(笑)」と、ひるむ気配はみじんもない。
むしろ、「明日、対等に張り合うことが出来れば、かなりのてごたえがつかめる」ともくろみ、ローズの4打差リードには、「力の限りを尽くし、ピンを狙っていく」と、打ち勝つことだけ見据えている。
「(ツアー優勝は)めったにないチャンス。僕が頑張れば、僕の後に続くジュニアの刺激になる。ぜひ、狙っていきたい」と宮里君。
快挙達成に、期待が膨らむ。