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アイフルカップゴルフトーナメント 2003
『僕は、できるだけ早く抜け出たい』今季絶好調、優勝候補NO.1の平塚哲二が再びツアー初Vのチャンス
今季絶好調、優勝候補NO.1の平塚哲二が再びツアー初Vのチャンス
最終18番でややフックの5メートルのバーディチャンスを決めてガッツポーズ。通算 15アンダ ーでトップに追いつきホールアウトした平塚は「よう我慢したと思いますわ」。
前日3日目終了後は「今日は、ショットがボロボロでした」と悔しそうに言って足早 に練習 場に向かい、修正を重ねた。その結果、かなり良い状態まで回復したことから、この 日3日目 はすべてピン狙いのショットで挑んだ。
「今年はこれまでずっとセンター狙いで安全に行ってたんですが、今日は良かったん でね。行 ってみようか、と」果敢に攻めた結果ミスを呼び、グリーンを外すシーンも多く見ら れ たが、しぶとくしのいで優勝争いに加わった。
「優勝に一番近い男」と言われながら、これまで何度もチャンスを逃してきた。
身もだえするような悔しい思いもたくさん繰り返してきたが、だからこそ「だんだん と、強 くなっていけるんですよ」と平塚。
昨年までは、チャンスを迎えるごとに心臓が高鳴り、自分のゴルフさえさせてもらえ なかった こともあった。「でも今は、プレッシャーを良い緊張感に変えることができるんで す」とキッ パリ。
今季、まだ未勝利ながら、賞金ランク5位。同6位につける手嶋と、「未勝利選手のラ ンキング 」を作って“1位”と“2位”で競い合っている。その手嶋といよいよ最終日、最終組 で初の 直接対決。「僕は意識しないで自分のゴルフをやりぬくつもり。・・・その中で、でき るだけ早く未勝利ランキングから抜け出たいのも本音ですけどね(笑)」。周囲の期 待を一身に背負い、平塚がツアー初優勝にむかって突き進む。