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日本オープンゴルフ選手権競技 2003

第68回日本オープンゴルフ選手権競技歴史と伝統の日本オープンは16日(木)、栃木県の日光カンツリー倶楽部でいよいよ幕をあける。

この 大一番に、千葉県の千葉学芸高校3年生ながら、今年のジャパンゴルフツアー ・クォリファイングトーナメント(QT)で、セカンドステージまで進んでいる池 田勇太君が、大会初出場を果たす。
前日火曜日にインの9ホール、そしてこの日水曜日はアウトの9ホールを下見して、 「最低ラインは予選 通過で、あとは、決勝2日間で真中あたりまでいけたらいいかな」と目標を設定。3試 合目となるツアー 出場で、まずは初の本戦突破にむけ、意欲満々だ。

ツアー初出場は、昨年のフジサンケイクラシックだった。そのとき、倉本昌弘と練習 ラウンドして以来 、機会あるごとに一緒に練習させてもらうようになった。

「マッシーのゴルフを見るたびに、技術、メンタル、フィジカル。すべてにおいて僕 はまだまだ、とい う気持ちにさせられる。いっそう、練習に励みたくなる」という池田君。

QTでセカンド以上突破した者は、来季のツアーに推薦出場できる。また、ファイナル まで駒を進めれば、文句なしのツアーメンバー入りだが、本人はまったく浮き足だつ ことなく、「プロ入りは、もっともっと下準備を積んでから」と、いまはしっかり と、足場を固めている段階だ。

先日、プロ宣言をした女子の宮里藍さんは同期生だが、「彼女は彼女、僕は僕」とマ イペース。「だってプロは、シード入りできるほどでなければ、なる意味がない。そ れだけの力ができたら、もちろん僕だってプロになりますよ」しっかりとビジョンを 持つ現役高校生が、今週、日本一を決める大舞台で腕試しだ。

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