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カシオワールドオープン 2003

グスタフソンと同じ組でまわった倉本昌弘

「ツアーの仲間のひとりとまわっている感覚」
グスタフソンと同じ組でまわった倉本昌弘

「歴史的18ホールを共有できて、今日はほんとうに感激でした。テレビマッチなどで、ローラ・デービ ースやそのほか女子選手とは何度か一緒にまわったことがありますが、彼女も想像していたとおり、素 晴らしいゴルフを見せてくれました。

スタートでは、注目を浴びて一種、異様な雰囲気に緊張していたようにも見受けられましたが、それで もドライバーは距離が出ているし、良いプレーをしていた。

最初は、僕も彼女がプレーしにくくなるようなゴルフだけはしないでおこうと思っていたけど、最後 のほうでは雰囲気にも慣れてきて、女子とまわっているという感覚もなくなり、ツアーの仲間のひとり とまわっている、という感じで意識せずプレーすることができました。

飛距離の面では問題ないといっても、やはりコースセッティングには苦しんでいるようでした。どうし ても力がない分、ラフに入ると出せない。後半は、ティショットで曲げちゃいけないというプレッシャ ーがあって、それで余計に曲がっていたようです。

彼女のマックスの飛距離、269ヤードでドライバーショットをコントロールするのは、かなり難しい。

あと、ひとつセッティングのミスだと思ったのは、2アイアン。今日の天候なら、かわりに7ウッドや5 ウッドを入れておけばよかったのに、その分、スコアで損をしたのではないでしょうか。

それでも慣れて普通にやれれば、日本ツアーでは間違いなく予選通過をし上位で争える実力の持ち主。日本の女子も、あと10人ほど彼女のような選手がいたら、相当にレベルアップしていくでしょう。今日はほんとうに良いものを見せてもらいました」

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