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2002 アジア・ジャパン沖縄オープン 2003
惜しかったな?!!
スイング改造中の地元プレーヤー、宮里聖志は、9メートルを超える強風に苦しんだ。
「初日の3位は、まぐれっぽかったですね。今日はもう、どうしていいのかわからなかった」
8番、9番で連続ボギー。10番では、ダブルボギーをたたいてズルズル後退。
「狙ったところに、全然打てない。グリーンを外しまくって…」
諦めかけたとき、明るい声が、耳に届いた。
「お兄ちゃん、頑張って!!」
応援にかけつけた女子のスーパーアマチュア、宮里藍さん。
ロープの外から一生懸命、声援を送ってくれる可愛い妹の存在が、聖志の心を再び奮い立たせた。
13、14番で連続バーディを奪うと、18番では、1メートルのバーディチャンスを決め、再び盛り返し、地元ファンの喝采を浴びた。
ホールアウト後は、2人で、弟・優作君の優勝争いを見守った。
18番で、最後のチャンスをはずした瞬間、揃ってガックリと肩を落とし、「惜しかったな?!!」
来年は、その優作君も、ツアーデビューする予定。
現在、高校2年生の藍さんは、「できれば私もいつか、プロになって、3人で活躍したいけど、それもいつになるかなあ…」と、兄弟の夢を語り合っていた。
写真 = 宮里兄弟は、全国的にはもちろん、県内では知らない人はいない、というほど、大変な有名人。優作君のプレーを見守る合間も、兄・聖志(=写真左)、藍さん(=同右)は、サイン攻めにあい、せっせとペンを走らせていた。