Tournament article
東建ホームメイトカップ 2004
5位タイの杉山直也は、初日の1番ホールでイーグル
「残り206ヤードの第2打(3I)が直接、入っちゃった! 縁起がいいよね。今年はなんか、いいことありそう」。4アンダー5位タイ発進に、声も弾む。
開幕戦はシードの常連でも「緊張する」と、もらす選手が多い。
しかも、今大会は主催者推薦を受けての出場の杉山の場合、初日の組み合わせはアウト7時40分の、まさに今季初戦の トップスタート。
初戦の朝の張り詰めた空気は、なおさらだった。
そんな1番ホールのプレッシャーを、杉山はこんな方法で、和らげた。
「そこがプレー途中の8番ホールあたりだと思って、何気なくティショットしたんで すよ」。
数年前、見てもらっていたメンタルコーチのアドバイスを思い出して実践。
また、気持ちも前向きに「俺がスタートしなくちゃ、2004年は始まらない!…くらい 強気でティグラウンドに立ちました」という。
ここ、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋は、自宅(愛知県)から車で30分。朝は妻の寿美さんの手料理で、リラックスして家を出られることも大きい。
「開幕戦の出だしとしては十分です。残り3日もこの流れでいきたい」。
初日の好発進を生かして、地元での初優勝を今週の目標としたい。