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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2004

4月のアクシデントも乗り越えつつある平塚哲二が、首位タイ

思い出のコースだ。ここ大洗で開かれた98年の日本オープンが、レギュラーツアーで のデビュー戦。し かし、そこには良い記憶ばかりが残っているわけではなさそうだ。
「そのころから、とにかく難しい印象で、やられっぱなし。もしかしたら、ツアーで いちばん嫌いなコ ースがここかも」と顔をしかめた。
それでも、苦手な大洗で2日間、6アンダーをマーク。「あのころより、ちょっとは上手くなっている」 自分を、実感できる。
4月の、試合がなかった週にゴルフ場で転倒し、左胸と左ひざをしたたかに地面に打ち付け靭帯断裂。 全治3ヶ月の怪我を負った影響でしばらくの間、ろくに練習もできなかったが、最近は徐々に打撃練習の球数を増やせるようになってきた。
おかげで、この日2日目のティショットは、「二重丸」と自信も戻ってきた。「・・・あとは、パットに尽きますね。まだ、ゴルフ自体に慣れていないから、しょうもないプレーも出て、 情けない部分がある」。首位タイにも満足せず、苦手コースを克服し、次のツアー2勝目をめざす。

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