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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2004
芹澤信雄が5位タイに急浮上
芹澤信雄が5位タイに急浮上
梅雨時に開催される今大会は、ずっと苦手だった。芝が濡れるとランが出ず、極端に飛距離が落ちる。 もともと、飛ばすほうではない芹澤にとって毎回、苦戦を強いられるのが今大会のイメージ。だが、今 年は様子が違う。開催週に入ってから、ずっと晴天続き。むしろ、真夏を思わせる日和が、芹澤に味方 している。
安定したティショットはほとんどフェアウェーを外さず、ホールの傾斜を利用して、飛距離が稼げる。 例年より、10ヤードは前に飛んでいる。いつもは、持てなかった番手のアイアンが、第2打で使える。
加えて、もともと得意のパッティングが好調。2日目まで、ラインを意識しすぎてカップの手前で止まっていた5、6メートルのバーディチャンス。前日のうちに「打ち方のイメージを変えた」ことで、この日3日目は、面白いようにカップに沈んだ。
9バーディ(2ボギー)と大爆発。ベストスコアの65をマークして、前日の32位から大まくり。一気に、首位と3打差の5位タイ浮上だ。
今季は開幕から絶好調で、「頑張れば、いくらでも良いスコアが出そうな気がする」と、前向きな姿勢も、プラスに働いている。
ツアー通算5勝のうち、前回の2000年東建カップ、前々回の96年日本マッチプレーの過去2勝は、4年の間隔をあけて勝っている。
それでいくと、今年は前回の勝利から、再び4年目にあたる。
「・・・俺って、うるう年の男!?(笑)。今週、とはいわないけれど、今年中に1 勝できれば、俺も“中年の星”としてまだまだ、やれるかも!」。44歳が、張り切っている。