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三井住友VISA太平洋マスターズ 2004

地元・御殿場市の観光親善大使・芹澤信雄「御殿場出身の僕が、ここ御殿場で活躍することが、何よりのピーアールになる」

右手で4、左手で5を出して「もう45歳、でも気持ちがいつまでも若い芹澤です」
会場から自宅まで、車でわずか10分。地元・御殿場の星、芹沢信雄が本戦を前に誕生日を迎えた。プロアマ戦が行われたこの日10日に、45歳になった。

ラウンドの合間に行われた恒例のチャリティオークションでは“第19代ミス富士娘”の小牧麻奈美さんからお祝いの花束が。ホールアウト後には報道陣のみなさんのご厚意で、名前入りの豪華なバースデーケーキも贈られて、照れまくった。
バースデーソングのあと、ろうそくの火を吹き消して「嬉しいんだか、恥ずかしいんだか…」。

44歳までは「四捨五入したら、まだ40歳だもん」と見栄を張っていた。しかし「45歳になったら、もう“50”だもんねえ…」と、複雑な心境を吐露して、笑わせた。

昨年から、地元・御殿場市の観光親善大使に任命されているだけに「僕が、ここ御殿場で活躍することが、何よりのピーアールになる」と、自覚している。

生涯獲得賞金ランク25位内での複数年シードは保持しているとはいえ、賞金ランクによるシード権は、2002年から失ったまま。この大会に来ればいつも、「セリザワっ!頑張れっ」。気合のこもった熱狂的な声援が、ロープの外から聞こえてきたものだが「最近は、みなさん逆に気を遣ってくれちゃって…。プレッシャーにならないよう、トーンダウンしているみたい」。自分への期待感が薄れている、と身にしみて感じられることも寂しい。

現在、賞金ランクは66位。「今年は、ここ3年でいちばん調子が良い」だけに、この地元大会で久々の優勝争いに加わって、ぜひシード権の奪還といきたい。



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