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つるやオープンゴルフトーナメント 2004

つるやオープン2日目は、通算9アンダーで菊池純と三橋達也が首位タイ首位タイの菊池純

「まわりに、お手本がいっぱいいる」
首位タイの菊池純
通算9アンダー、首位タイでの決勝ラウンド進出に、「やっと“初日の出”が見れた よ」と菊池。2004 年のツアーは、3週前の東建ホームメイトカップから幕を開けたが、その初戦であい にくの予選落ち。
「予選通過するまでは、自分の中では開幕したって思えないもの。オフにやってきた ことへの自信も持 てないままだしね」。
この日のラウンドの中で、特に満面笑顔で「自画自賛しちゃった!」と、興奮したの が前半の9番パー4 。残り190ヤードの前足上がりの第2打を、6アイアンでピン左4メートルにピタリとつ けた。
「自分の感覚の中でも、最高のショットだったからほんとうに嬉しくて!」このバー ディチャンスこそ 沈めることはできなかったが、見てもらうようになって2年目になるコーチの内藤雄 士さんと取り組ん できた課題に、自信のつく1打だった。
もともと、バックスイングでクラブが入りすぎてしまうのが菊池のクセ。そのせい で、切り返しのタイ ミングがずれてしまい、スライスの幅が大きくなりすぎて、コントロールが定まらな いことが多かった 。その欠点を、長い時間をかけて修正してきた。
「内藤さんには、完全に治るまで5年はかかるって言われてるし、まだ、特に長いク ラブのときによく ミスするけれど、それでも9番のセカンドショットは課題がちょっと克服できたよう な気がして、嬉し かったな!」。
今季初の予選通過は、いきなりの優勝争い。「1回目からびくびくしてもしょうがな いから。思い切っ ていく」。恩師・内藤さんの門下には、丸山茂樹をはじめ、昨年、ツアー初優勝をあ げた平塚哲二や川 原希など、トッププレーヤー揃いだ。
「まわりに、スイングのお手本がいっぱいいるからね」。彼らの、初優勝のシーン も、ぜひお手本にしたい。

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