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〜全英への道〜 ミズノオープンゴルフトーナメント 2005
全英への道!!ミズノオープン
以来、世界最古のメジャー戦に、多くのジャパンゴルフツアープレーヤーたちを、送りこんできた。
この大会をきっかけに、たくさんの日本人選手たちが、世界へと目を向けるようになっていったのだ。
昨年、この日本予選シリーズを突破して、初メジャーを経験した星野英正は振り返る。
「はじめてあの舞台に立ったとき、ひどく自分が小さく見えたものでした。日本でなら落ち着いてやれる場面でも、どこか舞い上がってしまって。いろんな意味で、自分にはまだまだ足りない部分が多くあることを思い知らされたんです」。
初日から、星野は見えない何かに翻弄されていた。それは、リンクスの風のせいだけではなかった。メジャーの空気、世界の舞台。
単に“緊張”という言葉だけでは表現できない。自分のペースが保てない、居心地の悪さ。
ただ、予選落ちした2日目に痛感したことは「この1度限りではなく、何度でもここに来てゴルフをしなくてはいけない」ということだった。
帰国後、星野はゴルフのスタイルを変えた。
それまでは、「きれいなショットを打って、きれいなパットを決める」。優等生的なゴルフを追い求めていた。
だがリンクスを経験してからは、「ゴルフはティショットだけじゃない、とわかった。どんなに曲がっても、アプローチとパットでスコアを作ってみせるというような、がむしゃらさが出てきた」という。
「あれから、さらに成長したと感じられるゴルフで、今年もぜひあの舞台に立ちたい」と、思っている。
今週のこの日本予選・最終戦が、正念場となる。