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アイフルカップゴルフトーナメント 2005

谷口拓也・ディフェンディングチャンピオン「現状を、すべて受け入れて頑張ります!」

帽子を脱いで、クルリと振り返った谷口の頭はみごとな五分刈りだった。
自らバリカンを入れたのは、7月はじめ。日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップの2日目。87を打って予選落ちした。
「ほんと、悔しくて・・・。ずっと調子が悪かったし、気持ちを切り替える意味で、髪を短く刈りました」。
しかしそのあとも、いっこうに復調の気配は見られず、焦る気持ちが悪循環になった。先週のセガサミーカップ。練習のしすぎで、腰をひどく痛めて棄権した。
このアクシデントでようやくブレーキがかかった。

「焦ってもダメ。今は現状をすべて受け入れて、じっくりとやるしかない」。
焦れば焦るほど遠回りになることに気がついたのだ。

今週のアイフルカップは昨年、ツアー初優勝を飾った思い出の試合。
「イメージはいいから。大勢のお客さんの前で勝った昨年のことを思い出しながら、今年も良いプレーをして、調子を取り戻したい」。
上昇のきっかけをつかむ。

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