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アコムインターナショナル 2005
谷口拓也が2位タイ浮上
そろそろ疲れが出るころだが、幸いにも次週はオープンウィークになる。
「来週、休みだし。今週、踏ん張っとこう」。
気力、体力を振り絞って今季自己ベストの64をマーク。
通算11アンダー2位タイに浮上した。
フェードが持ち球。
しかし3ヶ月前に、カット打ちの癖を直そうするうちにドローボールも打てるようになった。
「イメージどおりに、ショットが飛んでいく」。
この日2日目はホール形状やピンの位置にあわせて器用に打ち分け、チャンスを作った。
例年より深くセッテイングされたラフも、60°のピッチングサンドが「大ヒットしている」と、ものともしない。
パッティングは、アメリカ帰りの先輩にとっておきを伝授された。
今季米ツアーに本格参戦を果たした谷原秀人は、フィル・ミケルソンを教えていることで有名なデーブ・ペルツに、現地でレッスンを受ける機会があったそうだ。
今週、いったん帰国してその技を、惜しげもなく披露してくれた。
「肩の動きが止まると、手先で打つから引っ掛けたり押し出したりする。もっと肩を動かせば真っ直ぐにストロークできるぞ」。
確かにこの日も、肩の動きが止まっているときに限ってミスをする、と実感できた。
おかげで「ショットもアプローチもパットもとても良い感じ」。
3拍子揃って絶好調のまま、決勝ラウンドに進んだ。