前半のインコースで５バーディを奪いながら後半、伸び悩んだのは「順目の下りばっかりついちゃったから」。

例年以上に速く仕上げられたグリーンにもかかわらず、難しいラインを残してしまい「曲がり幅も予想がつかないし、午後からアプローチみたいなパットばっかりやっちゃって」。

挙句の果てに、８番パー４では第２打を木に当てて、林の中に打ち込んだ。
脱出するのが精一杯で、ダブルボギーにしてしまったのが痛いが、４アンダーの５位タイは「上出来のスタート」と、胸をそらした。

開催コースの太平洋クラブ御殿場コースは「見上げる富士山といい、練習場といい、コースといいレストランのロケーションといい･･･雰囲気が最高っ！！」と、絶賛する。
数あるトーナメントの中でも、「大好きなコースのひとつ」だという。

毎年、海外からトップクラスの招待選手が揃い、どことなくゲームの空気も通常のトーナメントより「本気モードに感じる」。そんなところも気に入っている。

これまでは、そんな他の選手たちの気迫に押され気味だったが、今井自身もツアー通算２勝の実力者だ。
トッププレーヤーたちを押しのけて、そろそろ、お気に入りのコースで結果を出したい。

• 今井 克宗