Tournament article
サン・クロレラ クラシック 2005
平塚哲二「もともと、地味なタイプですから・・・」
翌年5月には、春先に肋骨を折るケガを負いながら試合に出続け、ダイヤモンドカップで2勝目をあげた。
今年4月のアジアVS日本の対抗戦VISAダイナスティカップでは、出発前夜に父・央さんを亡くしたが、悲しみをこらえて翌日には現地に赴いた。
そんな平塚が先週、休みを取った。
オフに痛めた左手首が、限界に来ていたからだ。
「クラブを持っただけで痛い。グリップしたら、小指が取れるんと違うか、と思うくらいの激痛だった」。
さすがのアイアンマンも、あまりの痛みに根をあげたがそれも1週間で復帰してきた。
もちろん、まだ痛みはあるが左手はゆるく握って、右手の力で支えるようにしてなんとか戦っている。
また痛みがあるときほど、逆に練習量を増やす。
「もう、感覚がなくなって麻痺するまで球を打ちまくってスタートしたら、かえって痛みがなくなっていいんですよ」と、こともなげに言う。
「痛いせいで、かえって球が曲がらんようになってええしね」と笑った。
この日3日目は、ゴルフウェアには珍しい、迷彩柄のパンツで登場した。
周囲に冷やかされ、本人もちょっぴり照れながらのプレーだったが「もともとが地味なタイプですから。パンツくらい派手にね」と、平塚。
最終日は、スコアでも派手に大会を盛り上げる。