Tournament article
2004 アジア・ジャパン沖縄オープン 2005
招待選手のタイ・トライオンが首位と2打差の4位タイ
「途中、ショットが乱れたりしたけど、長いパーパットが入ってくれたり、ミスもうまく切り抜けられました」。
弱冠20歳のタイが、好スタートを切った。
ジュニア時代にはタイトル総なめ。16歳9ヶ月で、米ツアーのホンダクラシックに史上最年少となるデビューを果たし、2001年にはこれまた史上最年少の17歳6ヶ月でツアーカードを取得した期待の星が、ふいの病に倒れたのは昨年3月。
リンパ節が腫れる単核球症で、10ヶ月もの戦線離脱を余儀なくされた。
「1日中、寝ていないといけない日もあった」という闘病生活からどうにか復帰を果たしたもののブランクは大きく、現在、どのツアーでも来季の出場権がない状態だ。
来年1月には、アジアンツアーの予選会に挑戦するつもりにしているが、もし、この大会で勝てば2007年までの、日本とアジア両ツアーのシード権が与えられる。
「そうなればいいですけれど…まだ初日。いまはただ、目の前のショットに集中するだけです」。
20歳とは思えない。落ち着き払った様子で話していた。