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日本プロゴルフ選手権大会 2005

平塚哲二「行けるところまで行く」

ラウンド中、ときおり激しく鼻をすすりながら、平塚が苦笑いで言った。「力が抜けて、ちょうどいいですわ」。

今週月曜日に、風邪を引いた。3日間、微熱がひかず、本戦に入っても咳や鼻水が止まらない。
先週のオープンウィークには、不調だったショット。
しかし、この日初日は「だるさで体に力が入らないから、逆に球が当たるようになって。『あ、こんなんで、いいんや』って」。
安定したショットで、5アンダー。まさに怪我の功名だ。

5月5日の子供の日。平塚主催のレッスン教室『T’Sゴルフスクール』を開講した。ジュニアを中心に、会員数80人。所属先の滋賀県・甲賀カントリー倶楽部を拠点にプロ生活12年で身につけた技を、生徒たちに伝授していく予定だ。

スクールに、ハクをつけるためにも、ぜひともほしいプロ日本一のタイトル。
今大会主催の日本プロゴルフ協会が予想した今週の優勝スコアは、2桁アンダーだが、「僕は、行けるところまで行きたい」。
病身にもかかわらず、威勢がいい。

  • プレー中もタオルでしきりに鼻をぬぐう平塚「もう、ほんま苦しいですわ・・・(苦笑)。けど、だからこそ力抜けていんですかね」。

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