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PGM シリーズ第3戦大宝塚チャレンジ 2005
明日も矢部が出来る事をやるだけです。
33℃の猛暑の中のプレーとなったが、好天微風のコンディションとなり好スコアが出るハイレベルな戦いとなった。
そんな中、7バーディ・1ボギーの6アンダー・66をマークした矢部直弘=32=(やべ・ただひろ)が単独首位に立った。1打差の2位には五十嵐雄二=36=(いがらし・ゆうじ)と金井剛=29=(かない・つよし)、井上忠久=29=(いのうえ・ただひさ)の3人が続いた。
先の「かさぎチャレンジ」で優勝し現在賞金ランク1位に立つ井手口正一=32=(いでぐち・しょういち)は、前半の9ホールで1オーバーと出遅れたが、後半3アンダーと盛り返し、通算2アンダーの19位タイとまずまずのスタートを切った。
予選ラウンドを兼ねた大会初日には152名の選手が出場し、72ストローク・イーブンパー、50位タイまでの71名が明日の決勝ラウンドに駒を進めている。
単独首位に立った矢部の今季は5試合に出場して3試合で予選を突破しているが「PGA・JGTOチャレンジII」での32位タイが最高、獲得賞金も15万円強で賞金ランキングも99位と低迷していた。
しかし、今週は最高のパートナーに恵まれた。「全然、ショットは良くなかったんです。グリーンも半分くらいしか乗りませんでしたし、でもパターが23パット。パターが良かったです。実は今日ついてもらったキャディさんの言う通りに打ったら入ったんです。微妙なラインが多かったんですけど、全部入りました」と笑顔で今日のプレーを振り返った。
今季、「マンシングウェアオープンKSBカップ」でレギュラー初の予選突破を果たし、43位タイに入ったのが大きな自信になっている。明日は初めての最終組。「明日はプレッシャーもかかるでしょうし、特に目標を設けず、今、出来る事だけを、1打1打プレーするだけです。明日も矢部が出来る事だけをやるだけです」と気負いはなさそうだ。