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JCBクラシック仙台 2006

星野英正「人に感動を与えるプレーを」

この時期、花粉症がきつい。芝草に反応して、「目はショボショボするし、鼻は詰まるし・・・」。ゴルフの調子自体は悪くないのに、ショットに集中できないから結果に結びつかない。そんな試合が続いていて、「最近、ストレスがたまる一方で・・・」と、顔をしかめた。

それでも、今週は地元・宮城県の開催。
しかも、このJCBクラシックは中3のとき、初めて出場したトーナメントだ。
「ものすごく、緊張したのを覚えてる」。
思い出の詰まった大会。

週末には、やはり宮城県出身で金メダリストの荒川静香さんが会場にやってくる。
直接、面識はないが学生時代に通っていた練習場の途中に、荒川さんが練習していたスケートリンクがあった。

友人と立ち寄ったとき、滑走する荒川さんを何度か見かけたことがあった。
その荒川さんが金メダルを取ったと聞いたときは、さすがに感慨深いものがあった。

2003年の中日クラウンズでツアー初優勝。そのときも、たくさんの人が「感動したよ」と、言ってくれた。
「僕のプレーがこんなにも人の心を動かすんだって。すごく嬉しかったんです。それは、ゴルフでも、スケートでも同じ」。
荒川さんの金メダルに、「僕ももういちど、感動するプレーを」と、気持ちを新たにしたものだ。

毎年、週末には応援団が大勢やってくるだけに、花粉症なんかに負けていられない。
「お世話になった人たちの前でぜひ・・・」。
2勝目が、この思い入れの強い大会なら最高だ。

  • 写真=最近、プレー中にかけているサングラスも花粉症対策。カメラを向けると、照れ隠しに「アッカンベー」。

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