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マンダムルシードよみうりオープン 2006

星野英正「自分に歯がゆさを感じます」

今年も手が届かなかった。1打差3位タイで最終ラウンドをスタートしながら、みすみすチャンスを逃した。
「・・・パットが入らなすぎて。ショットは良い感じだったのに、調整すればするほど合わなくなった。途中で、諦めるしかなかった。今日は、勝つゴルフじゃなかった」。

今大会の特別協賛マンダムと、所属契約を結んだのはデビュー元年。
以来、このホスト大会での優勝が目標のひとつになった。

ホストプレーヤーとしての重圧をようやく乗り越えたのは、昨年大会。優勝争いに末に、6位に入り「今年こそ」の思いを強くして会場入りした。

単独5位と前年より順位こそ上げたものの、「納得いかない・・・」と、唇をかんだ。
「せっかくこのような大会を開いてくださっているのに、申し訳なくて。自分に、歯がゆさを感じます」。
ホールアウト後も、スポンサーへの謝罪ばかりを繰り返した。

せめてこの思いは、次週にぶつける。
全英オープン日本予選の最終戦でもあるミズノオープンは、大会の上位4人にも世界最古のメジャー切符が与えられる。
「・・・切符はもともと取るつもりだったから。でも、狙いは上位4人ではなく優勝だけ」。
恩返しの方法は、ひとつだけではない。

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