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ザ・ゴルフトーナメントin御前崎 2006
チーム芹澤「地元・静岡勢で盛り上げます!」
師匠の芹澤信雄(=写真中央)と藤田寛之(左)、宮本勝昌(右)の弟子2人が揃って「大会を盛り上げる!」と、のろしを上げた。
芹澤と宮本は御殿場市在住。藤田は出身こそ福岡だが、開催コースから車で30分の掛川市に住まいを移して今年5年目。
「師匠がいなくなってしまったら、俺たち迷子みたい。どうしたらいいのか分からなくて不安になる」と
語るほど、芹澤に全幅の信頼を置く藤田は「芹澤さんも、それどころではないのに・・・」と恐縮しつつ、練習ラウンドで熱心にアドバイスに耳を傾けていた。
この日も師匠の言葉の中に大きなヒントがあったようで、地元でのプレーに期待できそうだ。
当の芹澤はいま「試練のとき」を迎えている。
昨年、実に20年ぶりの参戦となったファイナルQT、いわゆる“予選会”ランクは54位とツアーの出場権がほとんどなく、今季推薦3試合を含むこれが7戦目。
普段はチャレンジトーナメントに出るしかない。
ウッドワンオープン広島からこれまで3戦、たまたま出場権が繰り下がり久しぶりの連戦に、「なんか、新人のころを思い出して新鮮な気分」という芹澤。
やはり、まだ出場権がなかったデビュー当時。
予選会を突破して、ここ浜岡コースが舞台だったダイドードリンコ静岡オープンに出場したころ。
「静岡出身の選手として、ものすごく誇りを感じたことを覚えている。あのころの気持ちを思い出して、なんとか来年のシード権を取り返したい」。
予選ラウンドは、久しぶりに杉原輝雄との組み合わせ。
「あの人と回ると、いつも勇気をもらえるから」。
エージシュートを狙うドンとの手合わせも、いまから楽しみにしているという。