Tournament article
アンダーアーマーKBCオーガスタ 2006
ホストプレーヤー紹介<増田伸洋>
「快適な状態を長時間キープしてくれるから、プレー中の集中力が増す」とその着心地に惚れ込み、以前からアンダーアーマーを愛用していた増田が、同社と正式にウェア契約を結んだのが今年2006年。
同時に、株式会社ドーム社内のトレージングジムに通い始めた。
専門のトレーナーに組んでもらったメニューで開幕までに8キロ減。
すっかり引き締まったその姿は「去年までと別人になった」と、周囲に絶賛されるほどだった。
急な減量にはじめはスイングの違和感こそあったが、それもシーズンを3ヶ月もすぎるとすっかり消えていた。
6月のマンダムルシードよみうりオープンで「調子は、今シーズンで一番良い状態」と絶好調のゴルフを展開。
歓喜のツアー初優勝に、仲間からの手荒い祝福にも終始満面の笑顔で答えていたチャンピオン。
「・・・いまは何をされても平気。だって、嬉しくてたまらないんですもん!」。
しかし、そのあとの優勝インタビューでは一転、男泣き。
男手ひとつで育ててくれた父・一仁さんを思って涙が止まらなかったのだ。
感動の優勝シーンから一夜明けて、増田はさっそく契約先に足を向けたという。
もちろん、さっそく出た“契約効果”に感謝の気持ちを伝えるためだった。
念願のツアーチャンピオンとして、いよいよこのホスト大会に挑む。
その誇りを全身で感じながら、増田が真夏の芥屋に降り立つ。