Tournament article
ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2006
井上信「いまが我慢のとき」
「どこにどんな危険がある」。
「この風向きならどこに打てば安全か」。
そらで言える。
「ここに来れば、良いゴルフが出来る気がする」と胸を張る。
以前は、この大会を迎えるたびに、所属プロとしてのプレッシャーを感じていた。
コースのスタッフだけでなく、ボランティアで働く人の中にまで昔なじみの人たちがいる。
ロープの外からの声援がかえって重荷になった時期もあったが、そんな重圧にももう慣れた。
「ここで、良い結果を残したい」。
そんな気合を、そのままコースにぶつけたこの日3日目はリーダーの手嶋に次ぐ好スコアの65をマーク。
史上19年ぶり、3人目となるマンデートーナメントから初優勝をあげたのは、2004年のABCチャンピオンシップ。
それで得たシード権の適用は、今シーズンで切れる。
今年なんとしても、賞金ランクによるシード権を取らなければならない。
現在、賞金ランク65位は「今こそ、我慢のとき」と井上。
ホームコースでの活躍で、シーズン終盤にむけて弾みをつけたい。