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マンシングウェアオープンKSBカップ 2006

宮里聖志「自分で叩いて負けたから」

15番パー5でバーディを決めて、1打リード。念願の2勝目は目前だった。「もう、見えかけていたのに。・・・あと3ホールでしたね(苦笑)」。

9番から、ショットが右へ、右へ。
「なんとか修正しようとしていたんですけれど」。
制御できないまま、それでもなんとかしのいでクライマックスを迎えた。
いちばん大事な場面で、それが出た。

16番パー4。
ティショットは右ラフへ。そこからどうにかグリーンそばまで運んだものの、再びラフへ。「思い切り振っていったんですけど、きつかった」。
寄せきれず、2メートルのボギーパットも外した。
1打差2位に後退した17番パー3も、ティショットがまた右へ。
連続ダブルボギーで、再逆転どころか3位タイに転落。

「前半からチャンスも決まらず、思うようにいかなかった。その上、自分で叩いて負けちゃったから本当に悔しい!」。

クラブハウスで、チャンピオンに出会った。
「おめでとう」と、言って差し出した右手。
握り返した武藤が、「・・・聖志さん、すみません!」。
「・・・お前、空気読めよ!」。
冗談を交えつつ、「良いプレーだった」と、勝者を称えた。

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