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セガサミーカップゴルフトーナメント 2006

星野英正「いま欲しいのは名誉」

先週のオープンウィークも、休む暇などなかった。ウッドワンオープン広島の最終日はいったん自宅のある神戸へ。翌日の月曜日に北海道の釧路に飛んで練習ラウンドをこなし、火・水曜日は釧路オープンに出場。

その足で東京に飛び、さらに新幹線で仙台に移動して木曜日にまた練習ラウンド。
金、土、日の3日間競技は、新規試合の杜の都・仙台オープンに出場した。

連戦に次ぐ連戦。しかも、最終日は4ホールのプレーオフ。
「記念すべき第1回大会。地元を盛り上げたいと、最後まで頑張ったんだけどね・・・」。
あと一歩で優勝を逃した。
その悔しさは、今週に入っても続いている。

2004年の中日クラウンズで初優勝を挙げて以来、何度もチャンスを迎えながら2勝目はまだ。
「いまは、どんな試合でも良いから勝ちたいという気持ちでいっぱい」と、星野はいう。

昨年は、今大会を含む北海道で開催される3試合ですべてトップ10入りしている。
今年から、設定された『ゴルフ北海道スイング』。
今週のセガサミーカップと8月のサン・クロレラ クラシック、そして9月のANAオープンで3勝をあげた選手には1000万円のボーナスが。

また3試合平均で、もっとも良い成績を収めた最優秀選手には特別賞が贈られという試みがそれだが、「この空気が好きだからかな。北海道に来たら、良いプレーが出来るような気がする」と“北の大地”で抜群の相性を見せる星野に、早くもその“該当選手”として期待が集まっている。

まずはこのセガサミーカップを制することが条件だが、当の本人は「いま、僕が一番欲しいのはお金より名誉だから・・・」。
とりあえずは、次の2勝目しか見えていないようだ。

これで7連戦目。
加えて、本土と北海道を何度も往復する寒暖の激しさに風邪をこじらせ、体調はけして良いとはいえないが「今週は、這ってでもやる」。

この日水曜日のプロアマ戦終了後、すぐに近くの病院に駆け込んで点滴を打ってもらい、初日には万全の体勢で1番ティに立つつもりだ。

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