Tournament article

PGMシリーズ第5戦かさぎチャレンジ 2006

プレーオフは3人による激戦。

5ホールのプレーオフで健闘した金沢健太郎
通算9アンダーでプレーオフに残ったのは、佐藤えいち、金沢健太郎、そして中田慶史郎の3人。

プレーオフ1ホール目の17番ロングホールは全員がバーディで分け、続く2ホール目の18番ミドルで、ティショットを左のラフに打ってしまった佐藤の球は、前方の木に飛球線を遮られ、低く打ち出した球がグリーンをオーバーし、寄せきれずにボギーとし脱落してしまった。

3ホール目からは中田と金沢の一騎打ちとなった。
まず17番ロングホールは、2オンの中田に対して金沢はセカンドショットをグリーンオーバー。しかし金沢がカップをかすめる絶妙のアプローチでバーディに繋げ、続く中田のイーグルパットはカップの横を通り過ぎ、共にバーディで4ホール目へ。

4ホール目の18番ミドルホール。
金沢のティショットが大きく右に曲がり、セカンドショットはグリーン手前の池を警戒してのレイアップとなった。
対して、ティショットでフェアウェイを捕らえて優勢かと思われた中田のセカンドショットは、グリーンを大きくオーバーして奥のバンカーに入り目玉となりピンチを迎えてしまう。
しかし金沢も中田も3打目を寄せきれずにボギーとして勝負は5ホール目へ。

5ホール目の17番ロングホール。
持久戦のムードが漂う中でのティショットは、共に安定性に欠けて左の斜面へ。
そして僅かに遠かった金沢が先に2打目の目標を見定めた。
金沢が手にしたのはウッド。傾斜の強いつま先下がりの難しいライから、2オンを狙って放ったショットは、ボールがフェースにしっかり当たらないミスショットで池に入れてしまった。
対して中田は落ち着いてレイアップしての3オン。
池の手前にドロップしての4打目となった金沢との勝負は、パーの中田に軍配があがった。

5ホールの激戦に破れた金沢は、「集中力が切れてしまった。5ホール目の17番ロングは無理をしてしまった。」と振り返る。
しかし、「緊張はしなかった。中田さんが僕よりも上手かった。」と勝者への賛辞を送った。
25才の金沢は初優勝を狙ったが夢は叶わなかった。しかし、来週は自身の所属コースである太平洋クラブ&アソシエイツ益子コースで開催されるSRIXONチャレンジに出場し、「地元で今回の負けを取り返す。来週も頑張る。」と意気込む。

また、プレーオフ2ホール目で破れた佐藤は、「パットが良くなかった。また次回がんばりたい。」とコメント。
佐藤は、前回のPGMシリーズ第4戦大日向チャレンジby GMAでは優勝争いの末の3位、そして今回は2位タイと好調が続いているだけに、次回の大会も注目される。

金沢健太郎のプロフィールはこちら

佐藤えいちのプロフィールはこちら

  • プレーオフ2ホール目で破れた佐藤えいち

関連記事