Tournament article
ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2007
現在賞金ランクトップ史上最年少の賞金王を狙うドンファンが今週も好発進
先月6月のミズノオープンよみうりクラシックでプロとして最年少のツアー初優勝を飾り、チャンピオンとして舞い戻ったここ広島カンツリー倶楽部 八本松コースはやはり依然として「ボギーを打つ感じがしない」。
2番のイーグルを含む67をマークして、相性の良い舞台で今年も好スタートを切った。
現在、賞金ランクでトップを走る20歳は「今年は米ツアーに挑戦したい。史上最年少の賞金王も狙いたい」と、どこまでも貪欲だがその一方で現実を見据える冷静さもある。
「いまの僕が、賞金王なんて早すぎる」。
片山晋呉と比べてもその差は歴然としている、と感じる。
「だから、今はその差を埋めるのに精一杯です」と、ホールアウト後はさっそくパッティンググリーンでボールを転がした。
片山が初の賞金王に輝いたのは2000年、27歳のときだった。
1973年のツアー制度施行後に20代でキングの座についたのは、ほかに26歳の尾崎将司(1973年、1974年は27歳)と、28歳の中嶋常幸(1982年)の計3人だが、いずれもその年は年間5勝をあげている。
「僕はまだ1勝しかしてないから。とりあえず、早く2勝目が欲しい」と意気込む。
このあと、全英オープン出場のため渡英する予定だ。
初のメジャー舞台を前に、ひとつ目標を叶えて旅立ちたい。