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三井住友VISA太平洋マスターズ 2007

ディフェンディングチャンピオンは中嶋常幸

昨年のこの大会。しみじみとした感動が、富士の裾野に広がった。52歳の中嶋常幸が、6打差の大逆転。3日目には日没と深い霧。最終日は前日第3ラウンドの残りホールを消化したあと、ほとんど休む間もなく最終ラウンドに突入するという過酷な条件も、持病の背筋痛にも歯を食いしばって耐え抜いて、4年ぶりに掴んだツアー通算48勝目だった。

御殿場で過去2度の優勝経験と、ベテランの技と、何より若手にもまったく引けを取らない飛距離で他を圧倒して頂点に立った。

「いくつになっても、いちばん新しい優勝がいちばん嬉しい」との名言を残したディフェンディングチャンピオンが、今年は16歳の石川遼くんや海外招待選手のアダム・スコット、ジェフ・オギルビーらを相手に、またどんなドラマを見せてくれるのか・・・。

中嶋が連覇をかけて挑む三井住友VISA太平洋マスターズは、今年も静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースで8日(木)より開幕します。

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