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三井住友VISA太平洋マスターズ 2007

アダム・スコット「先週に比べたら、最高のコンディション」

気温が冷え込んだ後半の14番で3パット。17番ではグリーンを外して寄らず入らずのボギーを打って、「このせいでトップと差がついてしまったのはガッカリだけど。うまくフェアウェーもキープ出来てるし、内容的には良いゴルフ。ミスのひとつくらいは許してもらって(笑)、今日のバック9のことは忘れてまた明日に臨めれば、良い結果が出せると思う」と静かに語った表情に、世界ランク6位の貫禄が漂った。

招待試合の今週も、日課のトレーニングは欠かさない。朝はホテルで30分間マッサージを受けたあと、ストレッチで汗を流す。ホールアウト後は真っ先に地元・御殿場市のスポーツ医学センター「有酸素運動施設プラーナ」に向かい、コンディショニングを受けている。

担当したトレーナーの誰もが「筋肉の柔らかさと密度とバランス。無駄な脂肪もいっさいなく、完璧なアスリートの体」と賞賛する肉体は、持って生まれた資質に加え、日ごろの鍛錬のたまものだ。

先週は、3連覇をかけてアジアンツアーの「バークレイズシンガポールオープン」に臨んだ。
連日30度を超える猛暑の中で、3位タイの成績を残しての御殿場入りに「先週に比べたら、最高のコンディション。非常にリラックスしてゴルフが出来ています」と、微笑んだ。

Adam Scott アダム・スコット
1980年7月16日生まれの27歳、オーストラリア・アデレード出身。2000年にプロ転向。2004年、2006年のツアー選手権など米ツアー5勝。そのほか欧州、アジアンツアーなど7勝。今季はシェル・ヒューストンオープンで1勝をあげ、米ツアーの賞金ランクは11位、世界ランクは6位。
御殿場は2001年のワールドカップで体験して以来。日本ツアーは同年の中日クラウンズに次ぐ2戦目。第2のタイガーの呼び声も高い27歳。身長183センチ、体重80キロ。

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