Tournament article
マンシングウェアオープンKSBカップ 2007
増田伸洋「ここで勝てたらいいですよねえ・・・」
次の11番で、7メートルのバーディパットを入れた。14番は、上りの軽いフックの10メートル。ど真ん中からねじこんだ。
最終18番は6メートルだ。
ラウンド途中に気がついて、アドレスの位置を修正したことも奏効した。後半の29は、自身の記録を2打上回る自己ベスト。
前日の「悪夢」とは一転、7アンダーは単独首位に「仕切りなおして正解でしたね!」。
グリーン上のボールが動いてしまうほどの、強い風が吹いた初日。8番でダブルボギーを打った。ピン左6メートルのパーパットが「完璧に風に持って行かれた」。フックラインは、右からの突風にあおられて、あっという間にカップから遠ざかって行った。エッジ近くまで転がって、結局7メートルのボギーパットが残ってしまった。
あまりのショックに、「お願いだから終わって、と・・・(苦笑)」。
その直後の中断、そして中止の決定にホっと胸を撫で下ろしたものだ。
その日の午後は、空いた時間を利用して、昨年8キロ減に成功したトレーニングメニューを消化。そのあと、サウナで汗を流した。
「先週、伊澤さんがサウナでリフレッシュ、と言っていたので僕も」。先週の日本プロのチャンピオンを見習ったら、思わしくなかった体調も元に戻った。
気持ちも体も入れ替えて、改めて好発進。
20日(日)は1日2ラウンド。今のところ、計72ホールで順位を決定する予定だ。
タフな最終日となりそうだが、体力には自信がある。
「やるなら、やってやりましょう!」と気合も十分。
デビュー戦が、今大会の前身である99年のジョージアKSBオープンだった。
まだ出場権すらなかったころ、マ
ンデートーナメントを勝ち抜いて本戦を突破した思い出の大会だ。
「・・・ここで勝てたら良いですよねぇ」としみじみとつぶやいた。