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バナH杯KBCオーガスタ 2008

星野英正「あの辺が、今の俺の課題」

前日3日目。同じ組で回った甲斐慎太郎ら、自分のひと世代下の選手を見るにつけ、思ったものだ。「なんでこの風の中、抑えて打たないのか」。
ツアーきってのショットメーカーが近頃よくこぼすようになったのは、「一緒にまわっている選手の弱点が、よく見える」ということ。
ショットの安定感は、図抜けているだけに「俺ならばこう打つのに・・・」という思いが「やっぱり、俺が一番上手い」という確信になり、ますます自信を深めていくようですらあった。

この日最終日は3位タイからのスタートに、もちろん7月のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズに続く、ツアー通算4勝目を狙っていた。

ついに1打差まで追いつき、あと一歩というところだった。
17番パー3で、アプローチをミス。
痛恨のボギーに「まだまだ甘いなと思っちゃう。あの辺が、今の俺の課題」と、今回ばかりは素直に負けを認めつつ、「課題は分っているから。そこをしっかりやれば、次は勝てる」と断言。
今季2勝目もそう遠くはなさそうだ。

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