Tournament article

UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2008

平塚哲二がベストスコアタイの66ををマーク

最終18番で、スーパーショットだ。ティショットを大きく右に曲げ、ラフから残り190ヤードの第2打をクリークで、右手前8メートルに見事に2オン。

ミスをチャンスに変えてみせるしぶとさは、「コースが狭いから1ショット、1ショット集中しやすい。それがいい結果につながっているのかな」。

前夜に37度を超える発熱。
扁桃腺が腫れて「今日の朝は歯茎まで腫れた。調子が悪いときは、いつもそうなんです」。

極度の体調不良に、気温30℃を超える猛暑が追い打ちをかけた。
ホールアウトするなり青い顔をして、「頭が痛い…」と訴えた平塚。
「でも、今日は日傘を差して、諦めずに頑張りました」と、この日のベストスコア66をマークして、単独5位に躍り出た。

5月の日本プロから、4試合連続の予選落ち。
「2試合連続で落ちて“あ〜落ちるのも楽やな”と思おうと…」。
3試合目に良い意味で開き直ったが、切実な思いもある。
勝てば5年シードのこの日本タイトルにはそれほど執着はないが、「お金が欲しいです。最近、稼いでないし。この位置なら十分、チャンスもあるから」。
優勝賞金3000万円で、前の4試合で稼ぎ損ねた分を一気に取り返す。

関連記事