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マイナビABCチャンピオンシップ 2009

観戦マナー啓発ビデオ製作中!

選手会長の宮本をはじめ、
マイナビABCチャンピオンシップの開幕を前日に控えたこの日28日(水)、会場のABCゴルフ倶楽部のクラブハウス内で、ギャラリーのみなさんに観戦マナーの徹底を呼びかける啓発VTRの撮影会を行った。

参加したのは、選手会長の宮本勝昌を筆頭に、藤田寛之と片山晋呉に矢野東、小田龍一と、そして石川遼だ。

特に石川には、苦い記憶がある。
小田と優勝争いを繰り広げた日本オープンは6番ホールで、バンカーショットを打つ直前に、携帯電話のカメラのシャッターが鳴った。

すぐにアドレスを解いて音のするほうへ鋭い視線を向けて、自分の太ももを平手で激しく叩いた。
どんな状況でも、「いつもたくさんの声援を送ってくださってありがたい」とギャラリーに感謝を寄せてきた石川も、さすがに我慢が出来なかった場面。
初めて怒りをあらわにしたのだった。

それ以外にも、同組の今野康晴を気遣って、本人が「止まってください!」と、大きく手を広げ、ギャラリーを制するシーンが何度もあった。

この事態を重くみて、ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構とジャパンゴルフツアー選手会ではVTRを作成し、それを次週の「The Championship by LEXUS」からスコアモニター等で、流すことになった。

出演した6選手は日頃の感謝の気持ちとともに、「携帯電話やカメラ、ビデオによる撮影はしないで欲しい」ということ、また「選手がプレーに入ったときは、動いたり、音を立てないで欲しい」こと。
そして、「自分たち選手はいつでも最高のプレーでファンの皆さんに楽しんでもらいたいと願っていること」などを、それぞれ1フレーズずつカメラに向かって訴えかけた。

次週にも完成予定のVTRは6選手の声と姿をつなげ、音声ありと、なしの2パターンでそれぞれ約30秒ずつに編集される。

すでに、数々のコマーシャルに出演して名演技を披露している石川は、撮影も慣れたもので「NGはなしでした」と得意げに、「ただ演技というのではなく、訴えかける感じのものだったので。こうして欲しいというのを伝えるようにした」と、VTRの主旨も的確に捉え、「良いモノが出来ると思う。選手がビデオモニターに写って訴えかけたら、ギャラリーのみなさんはびっくりされると思いますが、絶対に効果はあると思う。確実に良くなっていくと思います」と観戦マナーの向上に、期待を込めていた。

  • 賞金王の片山ほか、藤田や矢野も、V撮りの事前打ち合わせも入念に、「はい本番!」
  • そのほか日本オープン覇者の小田と、そして石川が観戦マナーの向上を訴えた啓発VTRは次週にも完成&お披露目の予定です。今週もマナーを守って楽しく観戦してください!

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