周囲からは、「痩せた？」とよく聞かれるが、実際の体重は増えている。つまり、それだけ絞られたということだ。今年から取り組んでいるトレーニングの成果だ。

取りかかる前に、証拠写真を撮っておいたのだが、それを見れば一目瞭然。
「去年までとは明らかに違う」。
昨年の今大会、日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズでツアー通算３勝目をあげて、５年シードを得た。
「良い時間をもらえたから、今年は自分に厳しくしようと」。
たとえ試合中でも甘やかさない。
体力強化のメニューを毎日欠かさず、疲れ切って家路につく最終日の夜も、徹底的に体をいじめ抜く。

「おかげで体に芯が出来てきた。スイングにも毎試合、緩みがない」と、表情にも充実感がみなぎる。

開幕から４戦。
予選落ちはないもののパッとした成績がなかったのは、絶対的自信があったドライバーがどういうわけか曲がっていたから。しかしそれも、先週から思い切って以前のクラブに戻し、調子は徐々に上向きだ。

今年は自身初の複数年優勝と、「いつかは賞金王を」との目標を打ち立てた。
今週が、それに近づく第一歩になればいい。

「もちろん、ここでもう一度勝ちたいと思います」。
会場の宍戸ヒルズカントリークラブは「相性がものすごく良いコース」だ。
誰もが頭を悩ませる難コースも「僕には、難しいイメージは一切ない」と言うほどだ。

その言葉どおり、昨年は５打差のぶっちぎりＶ。
今年今大会は約１ヶ月開催が早まって、これまでよりはラフも短い。
「15（アンダー）くらい、出せちゃいそう」。
ニヤリと笑った。

※各プロフィールが書かれた選手名鑑「２００９年ジャパンゴルフツアーオフィシャルガイドブック」は、今週もギャラリープラザのＪＧＴＯブースで１０００円で販売中ですが、今週は、星野英正のページに本人の直筆サインが入ったものが、紛れ込んでいます。
ただし、“当たり”は４日間各日１冊のみ。
つまり合計４人の方に、サイン入りのガイドブックを手に入れるチャンスがあるということ。
星野ファンは会場に到着したら、まずはぜひＪＧＴＯブースへ急いで…!!

• 星野 英正