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サン・クロレラ クラシック 2009

すし通る・・・!!

今季は開幕戦のあと、持病の右肘痛で戦線離脱。5月1日に手術を受けて、約3ヶ月のリハビリの後、先週の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」から復帰したすし石垣が、2戦目にして決勝ラウンドに進出した。

前日初日の午後スタートは、日がかげったあと気温が下がり、まだ傷跡が残る患部に少し、痛みが出ていた。

「冷え込みと、ラフからのショットで力が入って・・・。病み上がりに小樽というのは少し辛い」と、ラウンド中も、何度も肘をさする場面が見られたが、久しぶりのツアーにはそんな苦しみさえ嬉しい。

「試合に出ていないと、こういうことさえ味わえない」と、2オーバー72位タイの出遅れも意に介さず、「ラフからたくさん打って、トラブルショットが練習できた」と前向きに、気温が上がったこの日2日目に息を吹き返した。

予選落ちした先週は、翌週の月曜日から自らへのカツと体を絞る目的で、断食を励行。

「ゼリーとトマトジュースだけ」で3日間を過ごして体重は3キロ減。
出っ張っていたお腹も心持ち引っ込んで、足取りも軽い。

最終18番の第2打は、ピンまで残り172ヤードの左のラフ。前に林が立ちはだかるシチュエーションで果敢に空を見上げ、フェースを大きく開いた6番アイアンを振り抜いた。
ピンそばにぴたりとつけた。

惜しくもバーディはならなかったが、派手なリアクションで悔しがる姿で、すし復活を大アピールした。

ここ小樽で必ず“指名”するハウスキャディの竹山千穂さんにもようやく少し、恩返しが出来た。初めてバッグを運んでもらったのは、2007年。
しかし、その年はぎっくり腰をやり、無念の棄権。
また翌年は、小樽の罠にはまって10オーバーで予選落ち。

キャディ歴12年の働きぶりもさることながら、「大したショットでなくても“すご〜い!”と感心してくれて、僕を良い気分にさせてくれるのがいい」とラブコールを送る竹山さんに、この2年間はちっとも良いところが見せられなかったが、やっと笑顔をプレゼントすることが出来た。

「私も嬉しいです〜!」と手を叩いて喜ぶ竹山さんとともに、週末も活きの良いゴルフで魅せる・・・!!

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