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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2009

金亨成 (キム ヒョンソン)が単独首位浮上

本人の片言の日本語によれば、「ドライバーとパットはまあ、そこそこ」とのこと。しかし、アイアンがすこぶる良い。起伏のあるグリーンも、ほとんど気にならないほどことごとくピンを刺す。
前日初日から続いているボギーなしのラウンドも、一番の要因はそこだ。

極めつけが17番パー3(193ヤード)だった。
6番アイアンのティショットがそのままカップイン。

通算11アンダーの単独首位は、ホールインワン達成というおまけつき。

プライベートなら、過去8回あるそうだが試合では初という快挙はその瞬間、「ドンと落ちて、わ〜っ!!」。あいにく、韓国語の通訳が居合わせておらず、本人の身振り手振りの説明でも、その喜びぶりが伺えた。

決勝ラウンドならば、VanaH株式会社提供の200万円の賞金がかかっていたホール。
残念ながら、予選ラウンドのこの日は該当しないが「いえいえ、大丈夫です」といっさいの欲もなく、主催者3社のミズノ株式会社と読売テレビ、読売ゴルフより30万円のご褒美を有り難く受け取った。

決勝初日は、石川遼と同じ組だ。
いまをときめく17歳が、大勢のギャラリーを連れてくることは必至だが、母国ツアーで3勝の29歳は「韓国ツアーでも、けっこうお客さんは多いんですよ。慣れていますから大丈夫」と、にっこり笑った。

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