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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2009

2位の金 亨成 (キム ヒョンソン)

日本ツアーは昨年のファイナルQTランク7位の資格で今年、初参戦。「まだ日本語があまり上手くなくて・・・」。

恐縮しきりで、聞きかじりの日本語と、片言の英語を駆使して、身振り手振りで答えたインタビューによると、この日2日目はとにかくパットがよく決まったという。

先週のANAオープンは、3打足りずに決勝ラウンドに進めなかった。今季2度目の予選落ちに「悔しくて、特にパット練習を念入りにしてきました。しっかりと集中してラインを読んで・・・そうしたら、すごくよく入るようになって!」と、声も弾む。

ここ京都府の城陽カントリー倶楽部はフェアウェーが狭い上に、打ち上げのホールが多く、苦手意識を口にする選手が多い。

金も例外なく、「ほんとうに難しいですよ」と顔をしかめるが、今年は6月のミズノオープンよみうりクラシックで石川遼と優勝争い。同大会の会場のよみうりカントリークラブもやはり打ち上げのホールが多く、石川に圧勝こそ許したものの、3位タイに入るなど、こういったコースは本人も、あながち嫌いではないのかもしれない。

2005年のデビューから、すでに母国ツアーで3勝の実力者は日本でも次の初優勝候補として呼び声高く、また端正な顔立ちと柔らかな物腰から、ジワジワと人気上昇中の29歳は、金 鍾徳やIJジャン、ハン・リーら同じ韓国の選手の名前をあげて、「いつも、先輩たちに言われているんです。“練習のつもりで、リラックスしてやれ”と。明日明後日も、練習のつもりでやろうと思います」と爽やかに笑った。

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