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中日クラウンズ 2009
地元勢が発奮!
「地元2人が、刺激を受け合って頑張れたと思う」という杉山は、この日67をマークして、通算5アンダーは5位タイ浮上。
飯田さんは、出場アマチュア5人のうちただ一人予選を突破して、ベストアマチュア賞の獲得を確実なものとした。
夕暮れ迫る18番グリーンは、それでもたくさんの地元ファンが2人の雄姿を見守っており、祝福とねぎらいの声援が飛び交った。
杉山は「今日はとにかくパットが良かった」と満面の笑み。
ことごとくチャンスを決め、14番では運にも助けられた。
大きく引っかけたティショットはOBゾーンまで1メートルのところで止まっていた。
パーセーブに「ラッキーでした」と、胸をなで下ろす場面も。
今大会は、91年に師匠の青木功のバッグを担いだ経験があり、その翌年にはデビュー戦を飾った思い出深いトーナメントでもある。
今年はファイナルQTランク20位でツアーに参戦するが、今大会はそのカテゴリーでは出場できず、
本戦をかけた独自の予選会「中日・CBCチャレンジツアー」の資格で参戦している。
本戦前に、師匠には「13番以降をイーブンで回れ」との指令を受けた。
しかし初日の成績で、13番以降にスコアを伸ばしている選手が多いと見て取るや、思い切って作戦を変えた。
「伸ばす気で行こう」。
その気持ちが上昇につながった。
週末も、大勢の地元ファンが駆けつけるだろう。
しかも、今年は50回の記念大会。
しかし、余計な気負いはない。
「このコースは何をやっても難しいから。とにかくフェアウェイを外さずに、しっかりとパットを打つ。普通にやりたい」。
普段着のゴルフで、和合に挑む。