Tournament article
中日クラウンズ 2009
井上信のホールインワン賞獲得に、マークセンは・・・
4番、13番ホールにトヨタ・クラウンハイブリッド。
7番に、トヨタ・クラウンロイヤルサルーン。
そして17番に、トヨタ・クラウンアスリート。
井上信は、大会2日目に6番アイアンを握った13番ホールでみごと決めてクラウンハイブリッドをゲット。
「それで予選落ちってのはどうよ?!」と、自らに突っ込みを入れて一度はコースを去ったものの、賞品を受け取るために改めて和合に駆けつけ、大親友でチャンピオンの平塚哲二とともに、表彰式で席を並べた。
そんな井上を、羨ましそうに見つめていたのがタイ出身のプラヤド・マークセンだった。
実はマークセンは、本戦前日に行われた4月29日(水)のプロアマ戦の17番で、ホールインワンを達成している。
しかし、もちろんこの日は該当日ではなく、これほどの豪華賞品をもらいそこねては、さすがに「1日、ずれていれば」との思いがぬぐえない。
「タイヤ1個でもいいからいただけませんかね?」と、ジョークを飛ばし、「本戦で達成していたら、2打も得していたのになあ・・・」と、未練たらたら。
最終日は64をマークして、3位に急浮上。
アジアンツアーでは誰が言い出したのか、「ターボエンジン」の異名を持つ。
たとえ予選ラウンドで出遅れても週末に猛然と追い上げてくるプレースタイルがそのゆえんだそうだが、この日も本領をいかんなく発揮した。
それでもまだ物足りず「今日ホールインワンしていれば、2位になれたのに残念です」と悔しがったマークセン。
今年は2年連続で、マスターズトーナメントに挑戦した。
2日目に時差ボケの影響でスコアを崩し、予選落ちを喫したが初日に3アンダーで回り、14位につけたことが、大きな自信になっている。
「でも、僕は日本ツアーが大好きだから。次の試合でも、頑張りますよ!」。
次回は、茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で行われる三菱ダイヤモンドカップだ。
昨年、悲願のツアー初制覇を達成した思い出の大会に、連覇をかけて乗り込む。