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フジサンケイクラシック 2009

連覇を狙う、藤島豊和

昨年、日枝代表から受けた伝統の優勝杯「双頭の鳳凰」を今年もこの手に…!!
この日水曜日のプロアマ戦は、翌3日木曜日から始まる本番に向けて、気合いを入れるに十分の内容だった。

大会主催のフジサンケイグループの日枝久・代表を含めアマチュアの方3人とのラウンドは、「みなさんほんとうにお上手で。僕が貢献出来たのはセカンドくらい。僕が乗せたチャンスをことごとく決めてくださって」。
スクランブル方式のゲームでチーム合計10アンダーに、「すっごく楽しかった」と充実の内容は、最終18番の日枝代表のこの言葉で締めくくられた。

代表は、グリーン奧の高台にあるVIPテントを指さして、「最終日はあそこで待っているからね」。
さらに続けて、「連覇を達成したら、実力もホンモノだ」とも。
これ以上ない激励に大きく頷く。

「はいっ、明日から頑張ります!」。

東北福祉大のひとつ上の先輩、岩田寛とのプレーオフを制しツアー初優勝をあげたが、そのあとの活躍はいまひとつ。
今年は、11試合に出場して予選通過が6回と苦戦しているが、「これがいつもの僕なんです」と、割り切れる部分もある。

「いつも春先に出遅れるんです」という藤島は、2006年の初出場からいまだ予選落ちなしという相性の良い今大会できっかけを掴み、秋以降に結果を出すというのがここ数年のパターンだった。

確かに、一昨年前もそうだった。48位と順位は平凡だったが、手応えがあった。
翌週のサントリーオープンで4位に入り、そして2試合後のコカ・コーラ東海クラシックで、自己ベストの2位につけて、初シード入りを揺るぎないものにした。
「あのときも、この大会からだった」。
昨年の再現で、上昇気流を掴みたい。
本人も、その気満々で「今週に賭ける思いは人一倍です!」。

今年も富士桜の18番グリーンで、日枝会長から伝統の優勝杯を受け取るために……。
まずは、東北福祉大の先輩、谷原秀人と後輩の池田勇太と回る予選ラウンドから、気合いを入れていく。

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