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ダンロップフェニックストーナメント 2009
甲斐慎太郎は「家族に良いところを見せたい」
「通うには遠くて……」。
宿はやむなく約20分で来られる宮崎市内に取った。
そのかわり、家族にコースに来てもらう。
昨年9月に生まれた長男・琉斗(りゅうと)ちゃんは可愛い盛りだ。
「オヤジも、孫に会えることを楽しみにしているから」。
父の稔さんは練習日から、さっそく駆け付け久しぶりの対面をした。
ツアー初優勝をあげた昨年から2年連続2度目の出場を果たした今大会は、幼いころから憧れのトーナメントだった。
今年、主催者推薦で出場を果たした津曲泰弦もそう語っていたように、甲斐にとってもプロになるきっかけになったのがこの試合。県人だったら知らない人はいないし、宮崎で育った選手なら、一度は勝ちたいのもこの大会です」と、思い入れの深さも人一倍。
幸い、ゴルフの調子も上向きだ。それと相まって「開幕に向けて、今はウキウキ。家族にも良いところを見せたいですし、4日間を少しでも盛り上げることが出来れば」と、意気込んだ。